福岡インフラ勉強 2017

2017年9月21日(水)に、さくらインターネットさん福岡オフィスにて「インフラ勉強会」を開催しました。
サーバやクラウドの運用する苦労を分かち合い、知識を共有する勉強会として、今回は福岡で勉強会を開催。
外部からスピーカーの皆さんを招聘致しました。
ご協力頂きましたスピーカーの皆様ありがとうございました。

 

Program

1.『Terraformで始めるInfrastructure as Code入門 〜クラウドらしいインフラ活用を目指して〜』

エンジニア・プログラマ 山本 和道 氏

<概要>クラウドの普及によって、計算資源やネットワーク、ストレージなどのリソースを使いたい時に使いたいだけ使うということが簡単にできるようになりました。 これにより、これまでよりも迅速/頻繁なインフラ構築が求められるようになり、結果としてインフラ運用が高度化/複雑化してきています。また、複雑化する環境を誰がどのように管理すべきかという課題もあります。

これらを解決に導くのが、インフラ構築の自動化と、システム構成をソースコードのように管理する「Infrastructure as Code」という手法。 中でも、オープンソースとして開発が進められている「Terraform」(テラフォーム)が脚光を浴びています。 数十台規模のサーバやスイッチなどの環境構築も、Terraform であればシンプルなコマンドを実行するだけで自動で処理され、現場の負担を減らせます。
本セッションでは「Terraform for さくらのクラウド」を題材に、Terraformでの自動的な環境構築や、スケールアップ/ダウンといったクラウドらしいインフラ活用についてご紹介致します。

2.『アプリケーションモニタリング再考』

日本マイクロソフト株式会社 Azure Tech Solution Professional 廣瀬 一海氏

<概要>IaaS、PaaS、Dockerに代表されるコンテナ仮想化技術など、様々なインフラ構成テクノロジが出てくる時代になりました。 一方でこれらのリソースをモニタリングする対象は増えつづけ、その都度テクノロジに合わせてモニタリングの事を考えるようになったともいえます。 どれほど高度なインフラ展開技術をもってしても、運用とサービスとして維持できないインフラはいずれ破綻します。 今回は、どのインフラを使ったとしてもアプリケーションからモニタリングする事が可能な一例として、 Application Insightsをご紹介し、アプリケーション状態の可視化からインフラのボトルネックなどの問題点の解決など、 運用を担うインフラエンジニアとアプリケーションエンジニアが共に走るサービス運用についてデモを交えながら皆さんと再考したいと思います。

3.『CacooのHTML5移行にまつわるインフラストラクチャーの再構築』

株式会社ヌーラボ Cacooプロダクトオーナー 平山 真氏

ヌーラボが提供するオンラインドローイングサービス「Cacoo」において、2017年8月28日、長年の課題であったFlashからHTML5への編集機能の移行を達成しました。 この移行では、編集機能の画面側の変更のみならず、インフラストラクチャー含めた全体的なアーキテクチャの見直しも行っています。本セッションでは、この対応の開発期間中に行った、インフラストラクチャーに関する様々な工夫や苦労した点を紹介します。

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